ピエゾはジェットディスペンサーの必要性
日本国内でジェットディスペンサーというと、エアー式ジェットディスペンサーか電磁弁式ジェットディスペンサーが一般的に多く使用されています。
ジェットディスペンサーの種類：
1. エアー式ジェットディスペンサー
2. 電磁弁式ジェットディスペンサー
3. ピエゾ式ジェットディスペンサー
*また海外ではピエゾジェットディスペンサーが主流になってきております。

なぜピエゾ式ジェットディスペンサー方式？
ピエゾ素子を制御に使用することにより材料をバルブ内への供給速度、塗布時のスピード、塗布時のエネルギーの強さをエアー式や電磁弁式では制御できなかった事が制御可能になり安定、高精度、高速で塗布できるからです。制御因子としてエアー式や電磁式の10倍ほどになり、ピエゾアクチュレータと制御コントローラを使い最大3,000Hzのスピードで塗布が可能、また、各因子も数um/秒でデジタル制御ができます。更に低粘度の材料から最大2,000,000Pa・sまでの材料がパラメータの変更だけで安定して塗布する事が可能になります。上記の通り、塗布時に材料に合わせ最適な塗布プロファイルで塗布できるため、材料の粘度による着弾時の飛び散りや気泡発生と従来のジェットディスペンサーで課題の多かった問題点を解決する事が可能になりました。消耗品部品も従来のエアー式や電磁式より少なくまた、強固な部品（タングステンカーバード・セラミックス・工業用サファイヤや工業用ダイヤモンド）構成のため長期間高精度で塗布が持続する事が可能です。清掃時にはピエゾアクチュレータと材料が通過する部分が別体となりますので、簡単な取り外しで行う事が可能です。